こんにちは。えせ京都人のろーれる(@Laurel_DKO0930)です。
学生時代は烏丸御池近くに、社会人になってからしばらくは右京区の太秦(うずまさ)に住んでいました。
今は烏丸御池からも近い四条烏丸(しじょうからすま)エリアに6年間ほど住んでいます。
京都の中心部である四条烏丸エリアに住んでみて、良かった点や悪かった点をレビューしたいと思います。
- 交通機関やショップなどが充実していて生活するにはすごく便利
- 祇園祭の季節は超楽しい
- 物価が高い
- 道が狭くて危険なところもある
四条烏丸エリアの紹介
「四条烏丸」ってどの辺り?
京都市内の中心部はいわゆる【碁盤の目】といわれるように、何本もの縦(南北)の通りと横(東西)の通りが交わって網目のような街になっています。

京都市内中心部の住所の特徴として、町名の前に縦の通りと横の通りの位置関係が表記されます。
【京都の住所の例】
- 中京区新町通四条上ル小結棚町(ナカギョウク・シンマチドオリシジョウアガル・コムスビダナチョウ)
- 下京区綾小路通新町東入善長寺町(シモギョウク・アヤノコウジドオリシンマチヒガシイル・ゼンチョウジチョウ)
京都の人たちは縦×横の通りの名前を聞くと、どこらへんなのかだいたいイメージできますが、町名を言われてもどこだかわからない人が大半です。
タクシーの運転手さんに行き先を「小結棚町」と伝えても、どこだかわかってくれないでしょう。
「新町四条上る」と伝えれば間違いありません。
(たまに京都初心者の運転手さんもいたりしますけど…)
京都市内の地名は縦×横の通りの名前で指定する!
今回の記事のテーマ【四条烏丸】は、四条通(横の通り)と烏丸通(縦の通り)という京都のメインストリートとアベニューが交差する地点(とその周辺)です。

四条通と烏丸通が交わる地点(上の図の赤点)が「四条烏丸」の交差点です。
赤点を中心に、同心円状に広がっている緑のエリアが四条烏丸エリアのなんとなくの個人的なイメージです。
どこまでを四条烏丸エリアと考えるのかは、人によって微妙に変わってくると思います。
あくまで私のイメージということで。
四条烏丸エリアの特徴
四条烏丸は京都の玄関口である京都駅から地下鉄で2駅4分ほどのところにあります。
烏丸通はオフィスビルが立ち並ぶ落ち着いた雰囲気の通りです。
四条通は大丸百貨店やブランドショップ、飲食店などが並ぶ賑やかな通りです。

四条烏丸の交差点は、祇園祭の山鉾巡行の出発点でもあります。
四条河原町〜四条烏丸は京都で一番賑やかなエリアです。
四条烏丸に住んでみた感想
実際に四条烏丸に6年間住んでみて、良かった点と悪かった点をレビューします。
良かった点
交通の便が最高
四条烏丸の地下には、阪急京都線の烏丸駅と地下鉄烏丸線四条駅があります。

烏丸はターミナル駅である河原町駅の隣の駅で、特急停車駅です。
大阪梅田駅まで特急電車で約40分というアクセスです。
家族旅行で飛行機を利用する機会も多いのですが、阪急南茨木駅から大阪モノレールに乗り換えるというルートだと約1時間で伊丹空港まで行くことができるのも大きなポイントです。
東京出張などで新幹線に乗る場合、京都駅までは地下鉄四条駅から所要4分。
自宅から新幹線のホームまで20分で行くことができます。
またマイナー路線ですが、個人的に利用する機会が一番多い嵐電(京福電鉄)の始発駅四条大宮駅も徒歩圏内にあります。

スーパーや百貨店などお店が充実していて生活に便利
スーパーや大丸などの百貨店、東急ハンズ、ドラッグハウス、書店、ビックカメラ、銀行などお店が充実しています。

ショッピングは徒歩圏内でだいたい間に合います。
徒歩圏内に映画館がいくつかあるのも、個人的にはかなり大きなポイントです。
大通りに面していないエリアは意外と静か
住み始めて一番意外だったのが、四条・烏丸・堀川といった大通りに面していないエリアはかなり静かなことです。
飲食店も多いのですが、日付が変わっても営業している店はそんなに多くはなく、夜も本当に静かです。
大通りには背の高いマンションやビルが並んでいるので、内側のエリアは騒音が遮断されているのでしょう。
逆に言えば、大通りに面していると騒音はかなり大きいかもしれません。
祇園祭の季節は超楽しい
四条烏丸エリアは、祇園祭の山鉾町です。
7月になると山鉾が立ち、屋台が並びます。
山鉾巡行もすぐ近くで見られます。

残念ながら2020年は、コロナのせいで祇園祭の主だった行事は中止になってしまいました。
来年は復活できれば良いのですが…。
悪かった点
生活するには本当に便利なエリアなのですが、不満点もあります。
物価が高い ※プラス面もあり
最大のネックが物価です。
我が家は車を所有しているのですが、1ヶ月の駐車代は何と約30,000円…。
現在は実用面でも心理面でも車が手放せないのですが、この維持費ではあと数年くらいしか持ちこたえられないだろうなと思います。
ベストセラー書籍の『お金の大学』でも、車の所有については否定的に書かれていましたね。
『お金の大学』では、価格が下がらない家を買うならば持ち家が良いという結論だったと思います。
我が家は築20年以上の既存不適格オンボロマンションなのですが(このブログを書いている最中に竣工当時からの浴室乾燥機・換気扇が完全に故障しました…)、それでも購入したときより値上がりしています。
京都は代々住み続けている人が多く、なかなか売り土地が出ません。
たまに広い土地が売りに出ても、京都市がマンションよりもホテルの建設を進めていったので新築マンションはほとんど開発されなくなりました。
新しくマンションが増えないので、我が家のようなオンボロマンションでも値段が維持できています。
その分スーパーやドラッグハウスなども家賃が商品価格に上乗せされますので、生活必需品も高くなってしまいますが…。
道が狭い上に運転マナーの悪い車が多い
大通り以外の道は、昔ながらの道ですので結構狭いです。
そして会社や商店が並んでいるので、納品の車が路駐されていることも多いです。
狭い道がますます狭くなるのですが、そこを走るのは交通マナーの悪さでは全国でトップクラス(というか不動の首位?)の京都人のドライバー…。

「通りの復権運動」という通りで子供達が遊ぶことができた時代を取り戻そう、みたいな運動もあるのですが、全面的には賛同できず。
通学時間の車両規制など、もっと現実的な方法が実行されれば少しは安心できるのですが…。
まとめ

四条烏丸エリアは、生活するにはものすごく便利なので気に入っています。
物価が高くて出費も多いのですが…。
その出費は、持ち家の値上がり分で心理的には埋まっている感じです。
(含み益なので実際に売却しないと出費は埋められません)
山鉾町のど真ん中に住むというのは他のエリアではできない経験ですし、生活がギリギリでも一応成立しているなら、しばらくは住み続けたいと思っています。